三菱自動車の不正発覚から1ヶ月、中古車価値は、ekシリーズが17%ダウン、アウトランダー等の対象外車種でも5%ダウンでした。（独自試算結果）
次々と明らかになる不正
記憶にあるだけでも、
- 5〜10%ではなく、最大15%でした
- 軽自動車4車種だけ→その他の車種も違う測定法
- アウトランダーPHEVには不正なし→机上計算してました
といった経緯ですね。これは、2つの面で非常に下手な対応です。一つ目は、誰しも思う「こりゃ、まだまだ隠してるな」です。そう思われてしまったら、いくらこれで全部と言っても無駄ですね。国民も国土交通省も信じていません。
二つ目は何度もニュースになることです。一度で全部発表していれば、怒りはかうでしょうが、世間は次第に風化させてくれるものです。それなのに、小出しに発表（正確にはバレてしまう）するものだから、一向に風化しません。継続燃料投下中です、さすが自動車メーカーといったところですね。
日産の傘下に？
う～ん、これは予想外でした。しかし、なんでしょう、被害にあったお客さんのことがまだ何も片付いていないのに、自分達の事業存続の話に躍起とは呆れます。そんな話をしている暇ないだろう？と思うのは私だけでしょうか。
こりゃ、三菱自動車は本格的にダメかもしれません。考え方が変です。この人達が作った自動車にあんまり乗りたくないかも、と初めて思ってしまいました。
気になる中古車価格
前回の記事では、まだまだ売買が低調と書きましたが、1ヶ月経って、少し動いてきていますね。ヤフオクや中古車屋からヒアリングして、大体ですが算出してみました。
不正を認めているekスペースは、不正発覚前に比べて、約17%の下落です。先日の15%という報道がありましたが、同じような結果ですね。
同様の計算をしてみると不正は無いと言われているアウトランダーやデリカなどでも約5%の下落でした。
思いっきり下がったら、買ってやろう、と狙っている方も多いと思いますが、どうでしょう。踏ん切るほどの値下がりでは無かったのではないでしょうか。
売買は低調
ただし売買成立数は半分程度まで下落しているようです。売る側は相場で売りたい、買う側はとにかく安く買いたい、その凌ぎ合いで売買成立がしにくい状況が続いています。ですので、下落幅も目安ですね、なにしろ、事例が少なすぎます。
今後の売買価格
基本的には、下落方向です。積極的に買う人が居ないので、ジリジリまだ下がると思います。売る方もいつまでも抱えていたくないでしょうから。心配なのは、不正無しと言われているアウトランダーなどの車種です。恐らく、国土交通省が検査をすることでしょう。その時に、誤差の範囲を超えた不正が見つかるかも知れません。
これが一番悪いシナリオです。その際の下落幅は現在のekシリーズ参考になりますね。つまり、まだ10%程度の下がる可能性あるのです。
売買の結論
普通であれば、売りたい人も買いたい人も様子見です。ただ、ここ1ヶ月の動きを見ていて、私は三菱自動車が信用できなくなりました。まだ、隠している気がします。そうなれば、もっと下がる余地があるのです。
なにより、前回の記事の時と違って、もうあまり欲しいとは思わなくなってしまいました…
という事で、結論としては、
- 買いたい人は少し待とう。まだ何かあるかも。
- 売りたい人は、5%で済んでいるうちに、売ってしまっても良いかも。
とさせて頂きます。売りたい人は国土交通省の検査結果発表前がいいかもね。
