中国国内を移動しようとすると、高速鉄道(中国版の新幹線)での移動が必要になってきます。でも、路線、時刻表、切符の買い方、乗り方など、色々と不安がありますよね。
何しろ、言葉が通じないので、現地で何とかなるやとは思えません。準備は万端にしておきたいものです。実際にやってみて分かったことなどをまとめておきますので参考にしてくださいね。
路線や時刻表
真っ先にこれを探したのですが、なかなか見当たりませんでした。あっても情報が古かったりして、役に立たないのです。何しろ、物凄い勢いで整備されているので、数年前の情報だともう古いのです。
最初はGoogle Mapで検索したのですが、何故か高速鉄道を案内してくれないのです。ローカル線鉄道とバスを乗り継いで、1日半とかふざけたルートが出てきます。中国のルート検索には、百度地図を使いましょう。こちらは、ちゃんと高速鉄道も案内してくれます。
時刻表代わりに、使えるのはctripという中国の旅行予約サイトです。このサイトでは、日本語で列車の予約が出来ます。すなわち、時刻表も見られるのです。空席状況も見れて超便利です。
切符は簡単には買えない?
さて、事前調査で一番迷ったのはここです。事前に調べると、
- 切符の購入は駅で可能だが、超並ぶ
- 窓口での購入は中国語が分からないと難しい
- 時期によっては切符が買えない(売り切れ)
- 町中の切符販売所は並ばないが、5元の手数料が必要
- オンライン予約は、ctripで可能だが、手数料が必要
- ctripで予約しても窓口での受取が必要
といった感じが大勢です。う〜ん、どうすりゃいいの、すげー大変そうじゃん。
いやいや買えるでしょ?
そんな中、メモを見せれば別に窓口で買えるぜ!というサイトがありました。
そりゃ、そうだよなぁ、万端の準備がなくても別に切符くらい買えるだろう。それに、ctripで予約しようにも、飛行機って遅れるかもしれないし、遅めを買っておいて駅で超待つのも嫌だしね。
予約のメリットと必要性
でも切符がすべて売り切れで乗れなかったら洒落にならないし…
そんな不安は、
- 席が売り切れても、立席って言うのは買える
- 何時頃に売り切れるか、同時間帯にctripで検索してみると、1時間前くらいまでは買える
というところまで調べて振り払いました。旧正月とかそんな日は別でしょうけどね、普通の日は予約なんか要らないや。
予約しても受取は必要なので、予約のメリットは、
- 旧正月などの期間にシートを確保する
- 空港や移動バスでピッタリの時間の高速鉄道を予約できる
という2点に集約されると思います。そこが必要なければ、別に予約は不要です。
切符の受取は1時間とか並ぶの?
滞在中に何度も買いましたが、大したこと無いです。特に窓口がたくさんある大きな駅では大丈夫です。逆に言えば、窓口が一つしかないような小さな駅での切符購入は避けてください。考えたら、切符買うだけですから、多少の列があってもすぐに進みます。
写真くらいの列でも、10分くらいの待ち時間です。町中で切符販売所を探すより早いよ、そもそも駅にタクシーで直行するしね。
コツやポイント
さて、実際に買ってみて、コツだなと思った点などを紹介していきますね。この先はお役に立てる必見情報ばかりですよ!こういうの好きなのですよね~、こうやったら上手くいくのでは?って試してみて、上手くいくと楽しすぎる。
並ぶ列は慎重に見極めろ
駅窓口の並びですが、当たり前ですが、どの窓口の並びも同じくらいに平準化されていると思います。では、どこに並んでも同じか、いや違います。中国人は後ろの事など一切気にしません。実際に、一家族でよってたかって窓口で大騒ぎして、なんと20分も専有されて、列が進まないという目に合いました。そうなると、仕方ないので、横の列に並び直しです。
それを避けるには、以下のような人が並んでいる列は避けてください。
- 親戚一同、一族郎党感たっぷり
- 大荷物(特にズタ袋)を抱えた年寄り
- おばちゃんのグループ
なんとなくわかりますよね?ぶっちゃけ並んでいる時からうるさいです。決まっていないからなのか、こういう席を取ろうなのか分かりませんが、ゴチャゴチャうるさいグループの後ろは避けてください。
逆にお薦めは、スマホをいじっている人や一人もしくはカップルなどの人ばかりの列です。そういう列を見極めて並んで下さいね。
メモで超正確な列車指定
買い方は前述の通りメモがお薦めなのですが、例えば、1等席を指定していて、次の列車でその席が無いと、駅員はその次の列車でも良いか、それとも2等席でも良いかって聞いてきたりしますよね?そうなるともう恐怖ですよ。ちなみに、写真は2等席。
それを避けるには、確実に取れる席をメモで指定すれば良いのです。ここで役立つのがctripです。私は、列に並びながら、空席情報を見て、買う列車と席を決めていました。
メモには列車番号(写真の例だとG7092)と席の種別もキチンと指定します。そして、ctripで直前に検索しているので、その席は必ず空いているのです。これは、絶対お薦めですよ。
料金もスマートに
さて、料金も中国の駅員は相手が分からなくても、料金を中国語で言ってきます。これがまた、何故か怒っているように聞こえて怖いのです。これも、ctripで回避です。何しろ料金が表示されていますからね。デフォルトは日本円ですが、設定で元に出来ます。まぁレートで割っても良いですけどね。
私は、先にメモを渡して、駅員が端末を叩いて空き状況を見ている頃合いで、パスポートの写真のページにちょうど良い金額(写真の例だと1等で120元)を挟んで渡していました。相手が次の物を必要とするタイミングで適切な物をサッと渡すのです。ハッキリ言いって、窓口所要時間は中国人よりずっと速いです!切符はこうやって買うのだよ、よく見ておきなさい。
翌日以降の切符を買っておく
購入可能です。特に翌朝早い場合などは、前日に買っておいた方が良いですね。窓口も朝ほど混みますから。更に、違う駅発の切符も買えます。小さな駅では買えないようなのですが、少なくとも南京駅では買えました。地方駅に行く場合は、行く前に帰りの切符も買っておいた方が良いですよ。窓口が一つで、親戚一同に窓口塞がれたら厳しいですから。
また、切符を持っていても、不安もあって、駅に早めに着いてしまう事があると思います。そんな時は、行き先の駅ではなく、その駅で次の切符を買ってしまいましょう。どうせ時間余っているしね。
駅に着くのは30分前で十分
切符があれば、30分前到着でも暇なくらいです。荷物チェックはゆるゆるなので、全く時間は掛かりません。度胸があれば、20分前で良いですよ。私は、後半は20分前でしたが問題なしでした。待合室で暇なのも嫌ですしね。
いかがだったでしょう。不安な中国での新幹線ですが、やってみれば超簡単ですよ。みなさんもスマートに切符を買ってくださいね。
この記事は、ジェイド修行の一環で、中国を訪問した時の記事です、他にも移動手段を中心にレポートが纏まり次第、掲載していきます。
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